栗原代役に41歳石井も 未経験の一塁守備練習つく

[ 2012年4月28日 06:00 ]

ファーストミットを持って精力的に汗を流した広島・石井

 ポスト栗原にベテランの名前が浮上した。主砲の右ひじ痛による戦列離脱を受け、広島首脳陣は27日、本拠地で行った全体練習で複数選手に一塁の守備練習を命じた。その中には石井の姿も。ファーストミットを持った41歳は、若手をしのぐ軽快な動きを披露した。

 「みんなやっているでしょ。会沢とか、木村とか。“行け”と言われた時の準備。割って入ろうというわけじゃない」

 野手コーチを兼任する立場だけに、石井は苦笑しつつ控えめに話した。一塁ミットは栗原の離脱を受け、メーカー側が用意。高野手チーフコーチは「岩本や松山は目の色を変えて定位置を獲りに行って欲しいが、いろいろな可能性を探っていかないと。試合でも?もちろん」と説明した。

 外野での出場経験も持つ41歳にとって、一塁と捕手は23年間で一度も守ったことのないポジション。本人は「(出るのは)最後の最後」と言うが、可能性は十分ある。

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2012年4月28日のニュース