巨人 わずか2安打…完全試合逃れるも屈辱の零敗

[ 2011年8月18日 06:00 ]

<中・巨>中日・チェンの前に打線が沈黙し、原監督はベンチで厳しい表情

セ・リーグ 巨人0―1中日

(8月17日 ナゴヤD)
 巨人は今季最少タイのわずか2安打で零敗。チェンに8回1死まで完全投球を展開された完敗に、原監督は「いいピッチングをされましたね」とサバサバ振り返った。

 ここ10試合で2桁安打5度と上向きだった打線が、威力ある球に抑え込まれた。8回1死まで1人の走者も出せず、屈辱の記録もちらつき始めたところで小笠原が中前打。チェンに対してその打席まで今季11打席無安打だった小笠原の一打で、球団史上初の完全試合を食らうのだけは逃れた。「テツ(内海)がいいピッチングをしていたので何とか勝たせたかった」と小笠原は振り返ったが、大村の送りバント失敗で併殺に。1点を追う9回も2死三塁で坂本が二飛。結局、打者28人で今季9度目の零敗を喫した。岡崎ヘッドコーチは「2安打で完封されたんだから(チェンは)全部良かったんでしょう」とお手上げ状態だった。

 ナゴヤドームでエコナイターとして開催された。緑色の「エコドアラ」が登場するなどした一戦で、チェンの96球完封というエコ投球に貢献してしまった長野は「3打席で4球だったのでもう少し(球数を)投げさせる工夫をしなきゃいけなかった」と反省した。

 4月15日以来となる貯金2のチャンスを逃して勝率は再び5割。残り50試合のペナントレースに原監督は「まあ、切り替えて行きますよ」と会見を締めくくって、帰りのバスに乗り込んだ。

 ▼巨人・ラミレス(チェンは)素晴らしいピッチングだった。攻略するのが難しい投球だった。

 ▼巨人・阿部(9回先頭でチーム2安打目の中前打も)チェンは外のコントロールが良かった。

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2011年8月18日のニュース