西武 クロスプレー避け失点の「守りに入った守備」

[ 2011年8月18日 06:00 ]

<西・楽>まずい守備で途中交代させられた坂田はベンチから試合を見つめる

パ・リーグ 西武2-2楽天

(8月17日 西武D)
 勝負しなければいけない場面だった。1点先制した直後の2回、西武の守備だ。2死一、二塁で嶋の右前打を処理した右翼・坂田は、本塁ではなく三塁へ送球して二塁走者・山崎の本塁生還をあっさり許した。

 42歳のベテラン山崎の足は速くはない。捕球時点で三塁は回りきっておらず、そこから明らかに減速しただけにアウトにできる可能性は高かった。結果、同点にされると、続く適時打で逆転を許した。

 「いい球ならアウトかも。あそこは結果じゃなく投げてほしかった」と河田外野守備走塁コーチ。「捕球体勢も悪く(間に合わないと)自分で判断してしまった。ミスです」と振り返る坂田は3回の守備から秋山と交代させられた。渡辺監督は「闘志のないやつは使わない。クロスプレーにはなるし、あそこで三塁へはありえない」と結果以前に戦う姿勢を求めた。

 借金15の最下位で残り50試合。「守りに入った守備」では、現状を打破することはできない。 

続きを表示

2011年8月18日のニュース