2年目の左腕が大器の片りん…雄星、プロ初完投で3勝目

[ 2011年8月18日 21:30 ]

プロ初完投で3勝目を挙げ、渡辺監督(右)の祝福を受ける西武・菊池

パ・リーグ 西武6―1楽天

(8月18日 西武D)
 西武の菊池は9回1死から山崎に一発を浴びて完封こそ逃したが、プロ初完投で3勝目を挙げた。112球の力投で最後の打者を中飛に打ち取ると、小さく何度もグラブをたたいた。

 初回、先頭の松井稼の内野安打から1死三塁のピンチを招いたが、後続を断ち無失点で切り抜けると、その後は味方の好守にも助けられて最後まで投げきった。1軍の水にも慣れ「落ち着いて準備できるようになった」と言う。過去2勝はいずれも回の途中で降板したが、一人で投げきってつかんだ勝利。2年目の左腕がようやく大器の片りんをのぞかせた。

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