エース兼主将が導く!新生セガサミー、いざ発進!

[ 2011年3月7日 06:00 ]

新生セガサミーを引っ張るエース上津原

 社会人野球のシーズン幕開けとなる第66回東京スポニチ大会(スポーツニッポン新聞社、日本野球関東地区連盟主催)が7日から行われる。3日間予選リーグを行い、各ブロックの1位チームによる決勝トーナメントを10日に行う。昨季、都市対抗出場を逃し巻き返しを図るセガサミーは初日に強豪のJR九州と対戦。なお、優勝チームには今秋の日本選手権の出場権が与えられる。

 新生セガサミーが、スポニチ大会で新たな一歩を踏み出す。昨季限りで退任した元西武の佐々木誠監督(45)に代わって、西詰嘉明投手コーチ(41)が新監督に就任した。

 「春先は投手が有利なので守りを固めたいですね。若手がどれだけ使えるか判断してきたい」と新指揮官は、はつらつとした口調で話した。

 就任後、真っ先に着手したのが主将の人選。その重責を青学大出身で5年目のエース上津原に託した。社会人球界で投手が主将を務めるのは異例だが「去年、都市対抗に出られなかったことで、今年はやらなければと硬くなってしまうのが嫌だった。明るい人間性で引っ張っていってほしい」とエースの陽気な性格に期待する。

 その期待通り、練習中は上津原が声やジェスチャーで雰囲気を盛り上げている。「最初は冗談かと思いましたけど、元気な部分を期待されてると思うので」と自分の投球だけでなく、常に周囲への目配りを忘れない。

 チームのテーマは「すべては都市対抗のために」。まずは7日のJR九州戦で、昨季とは違う新たな姿を披露する。

 <JX―ENEOS、覇権奪回だ!>昨年大会は決勝で富士重工に敗れ、史上初の大会3連覇を逃したものの、大久保監督は「4年連続の決勝進出を狙いますよ」と鼻息が荒い。都市対抗出場権を逃すなど、昨季は苦いシーズンとなったが今季は移籍を含めて大量8人を補強。覇権奪回へ向け並々ならぬ意気込みを見せている。「野手は誰が出てもおかしくない状態。いいチームになってきていると思いますよ」と指揮官は手応えを感じていた。

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2011年3月7日のニュース