館山、5回3失点も“統一球フォーク”手応え

[ 2011年3月7日 06:00 ]

<ソ・ヤ>フォークを投げる館山

オープン戦 ヤクルト1-8ソフトバンク

(3月6日 ヤフードーム)
 今季から導入された統一球で、多くの投手が口にするのが「フォークが落ちない」。革が滑りやすく、抜けてしまうという。ヤクルト・館山もフォークを決め球の一つとする投手だ。オープン戦2度目の先発となったソフトバンク戦は2回に松中に3ランを浴び、5回を3安打3失点ながら「途中からフォークが修正でき、去年に近づいてきた」と収穫を口にした。

 館山にとって目安となるのは球速で、空振りを取るには「直球と10キロ以内が理想」という。前回2月27日の巨人戦(那覇)はフォークの最速が130キロだったが、この日は136キロ。146キロを記録した直球との球速差が10キロまで近づいた。「滑るので制球重視だったが腕を振って前で抜くことを意識した」。本人が納得したのは、4回、先頭・多村を134キロのフォークで空振りさせ、3球三振に仕留めた1球。山なりだった軌道が、打者の手元で鋭く落ちた。

 館山はフォーク以外にカットボール、スライダー、チェンジアップ、シンカー、シュート、ナックルカーブと7種類の球種を持つ。統一球と唯一相性が悪かった球種に手応えを得たことは大きい。

 ▼ヤクルト・小川監督(館山に)2回はカウントを悪くして緩いボールが高めにいったところを打たれた。でも全体的には心配していない。
 

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2011年3月7日のニュース