斎藤 堂々と2度も…西崎幸広氏「僕はできなかった」

[ 2011年3月7日 11:30 ]

 【西崎幸広の目】頭がいい投手だとあらためて感じた。小笠原に3ボール1ストライクとした場面。大野のサインに2度首を振ってツーシームを投げた。自分で組み立てを考えているのだろう。僕はプロ1年目、捕手のサインになかなか首を振れなかったのに。結果は中前打だけど、四球にならなかったことでも制球難から自滅しないことも実証された。

 今後は右打者への内角の制球が課題となる。左打者は内角へスライダー、外にツーシームというパターンができつつあるが右には10球中、5球が甘く入った。坂本の中飛はヒヤッとしたしね。次回は先発で5イニングなら打順が3巡は回りそう。オープン戦はけん制、クイックなどいろいろ勉強する場でもあるが、もっと遠慮しないで内角を攻めてほしい。シーズンに入れば真剣勝負。どんなボールを投げるかは、各チームが研究してくるから簡単には打ち取れなくなるからだ。ただ、このまま球数を増やしつつ、経験を積んでいけば、先発ローテーションに入る力はある。 (日本ハムOB会会長、元日本ハム投手)

 

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2011年3月7日のニュース