ヤクルト5連勝で3位死守!4番青木がV弾

[ 2009年9月28日 06:00 ]

<ヤ・横>お立ち台で球団マスコットのつば九郎の帽子をかぶり、笑顔の石川(左)と青木

 【ヤクルト3―1横浜】ヤクルトは4番の一振りで3位を死守した。同点で迎えた6回無死一塁。青木が放った打球は右中間席へ飛び込んだ。

 「打ってほしい展開で打った感じ。最高の一打。石川さんがエースのプライドを持って投げていて、何とか援護したかった」。自画自賛の決勝14号2ランは、4番としての初アーチとなった。デントナが左太腿痛を訴え、21日の広島戦から4番に入った。「打ちたかったし、うれしかった。まさかプロで4番を打つなんて。4番はやはり特別」。中学時代以来という4番にやりがいを感じて奮起。開幕から打撃不振に苦しんできたが、4番を務めた6試合では20打数8安打。通算で打率・293まで戻してきた。淡口打撃コーチも「チャンスをつくれるし、走者も還せる。適任じゃないか」と評した。
 28日からは4位・阪神との直接対決。今季の対戦成績はここまで11勝7敗と優位に立っている。「勝てば相手に直接ダメージを与えられる。(自分でも)毎打席で塁に出るなり、ヒットを打つなり、何かしら貢献しようと考えている。つなぎの4番?そういう形かな。とにかく勝ってCSに行きたい」。“平成の安打製造機”を新4番に据えた新打線が虎を迎え撃つ。

 ≪石川 今季2度目の完投で11勝目≫ヤクルトの石川が133球の力投で今季2度目の完投勝利を挙げた。初回に3長短打で1点を許したものの、2回以降は三塁を踏ませなかった。自己最多にあと1と迫る今季11勝目。この5連勝中は先発投手の完投が4となり「後輩のいいところを手本にしている。いい刺激をもらったし、変な投球はできないと思っていた」と“相乗効果”を口にしていた。

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2009年9月28日のニュース