イチロー、残り６試合で逆転なるか

　マリナーズのイチローが２７日のブルージェイズ戦で、昨年８月１３日のエンゼルス戦と１５日のツインズ戦以来となる２試合連続無安打に終わった。

　１、２打席目は高めの速球を打って外野への飛球。安打の可能性があった打球は、３打席目の三遊間へのゴロだったが、遊撃手の無駄のない動きに阻まれた。
　２試合続けて安打が出なかったことを問われたイチローは「そうらしいですけど、何か…」と答えただけ。いつものように淡々としていた。前日は３打席目に退場処分、この日は４打席目の１球目がユニホームをかする死球。いつもより打撃の機会が少なかった。
　マリナーズ球団広報によると、イチローの「連続試合無安打なし」は１８０試合（欠場を除く）で、大リーグ３番目の長さ。ただ、首位打者争いはトップのマウアー（ツインズ）が３割７分台をキープしており、３割５分１厘のイチローが残り６試合で逆転するのは極めて厳しい状況だ（共同）