真弓監督「死球のわけがない。大きい」

[ 2009年9月28日 22:35 ]

 【阪神1-7ヤクルト】0―0の6回、安藤が死球をきっかけに2点を失う。「(打者が)当たっていないと言っているのに、死球のわけがない。大きいね」と真弓監督。すべてが思い通りにいかず、判定に不満をぶつけた。ヤクルト3連戦の初戦は、完敗だった。

 昨季からここまでヤクルト戦7連勝中の安藤。粘りの投球で序盤から高木と息詰まる投手戦を演じた。ただ、6回。2死一、二塁でユウイチに甘く入った直球を中越えに運ばれ、先制を許す。この回限りで降板した右腕は「何もない」と下を向いた。7回にはアッチソンら自慢の救援陣が5失点。「流れがなかった。(雰囲気が)重い」と久保投手コーチは言った。

 打線は緩急をつけた高木の投球にてこずった。3回2死一、二塁で金本が中飛、4回1死満塁も逸した。気掛かりは5試合連続無安打の金本。「全く合っていないこともないけど…。早く1本が欲しいね」と和田打撃コーチは心配した。

 70敗目を喫し、今季の勝ち越しがなくなった。3位との差も1・5ゲームに。痛い敗戦に変わりはないが「絶対に引きずったらいかん」。和田コーチの声は、ナインに届くか。

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2009年9月28日のニュース