秋山監督「ド素人じゃ困る」泣くに泣けない判定

[ 2009年8月13日 06:00 ]

 【ソフトバンク1―5楽天】野球というスポーツは、たった1つのプレーが明暗を分ける。特に相手の立ち上がりの乱れを攻めたかったソフトバンクにとっては、痛恨の判定だった。初回2死満塁。多村の三遊間へのゴロを捕球した楽天の遊撃・渡辺直が二塁へ送球した。滑り込んだ小久保の足が速かったように見えたが、佐藤二塁塁審の判定はアウト。猛抗議した秋山監督は「あんなド素人じゃ困るんだよ。草野球の審判じゃねえんだからさ。とんでもないことだよ」と吐き捨てた。試合の主導権を握り損なったことが最後まで響いた。

 相手は前回登板で“準完全”の好投を見せた藤原。出ばなを叩いてこそ攻略の道も開けたが、2回2死満塁の好機でも得点は奪えず。守備でも6回にオーティズの失策が出て、この回は1安打で2点を失った。チームの失策数はパ・リーグ最多の51。攻撃で流れを手放し、守備が乱れ…。明暗を分けた1つのプレー。ソフトバンクにしてみれば泣くに泣けない判定だった。

 ≪大隣 痛っ…当たった打たれた≫先発・大隣をアクシデントが襲ったのは3回だった。2死走者なしでリンデンのライナー性の打球が左脇腹付近を直撃。治療のためにベンチ裏へ下がった。「最後まで投げられるように頑張りたい」と歯を食いしばってマウンドに戻ったが、直後に渡辺直に先制の中前適時二塁打を浴びた。4回にも宮出の右犠飛で1点を失った。

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2009年8月13日のニュース