気温32度の猛暑でも自ら望んだ松坂「球団に感謝」

[ 2009年7月7日 15:32 ]

フロリダでの練習初日を終え、子どもたちにサインをするレッドソックス・松坂

 通常2~3月にしか踏まないキャンプ地、フロリダの芝を7月になって踏んだ。故障者リストからの復帰を目指すレッドソックスの松坂は「トレーニングに集中したいので、自分からここに来ることを望み、それを許してくれた球団に感謝している」と、自らチームを離れての調整を選んだことを明かした。

 キャッチボールは、首脳陣から当面2日に1度しか許されていない。この日は10分間と短めながら、振り上げた足にしっかりためをつくるなど、フォームを強く意識した内容だった。さらに気温32度の猛暑の中、ランニングや、室内での筋力トレーニングなど約4時間、精力的に動き回った。
 3月のWBCで日本を連覇に導く活躍をしながら、メジャー開幕後は1勝5敗、防御率8・23と極度の不振に陥った。心配するファンからの手紙は多くが「笑顔でいてほしい」という内容だったという。
 「せっかくこういう時間をもらえたので、笑顔でトレーニングしていきたい。(復帰して)本当の笑顔を見るのはもう少し先になると思いますけど」。一から出直しの決意を胸に、強い日差しであらためて日焼けした顔をほころばせた。(共同)

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2009年7月7日のニュース