阪神5失策じゃ…広島に突き放される

[ 2009年7月7日 22:16 ]

 【広島8―1阪神】広島が中盤の集中打で快勝した。5回に石原の三塁打などで2点を先行。6回には赤松の2点二塁打など4安打で4点を加えて突き放した。6回1失点の斉藤は1カ月ぶりの白星。阪神は5失策。打線も好機を生かせなかった。

 ≪二塁打3発!三塁打も3発!≫阪神の外野手の間を打球が次々と抜けていった。4回まで無安打に抑えられていた広島打線が5、6回に畳み掛けた。
 まずは5回。梵の右前打に石原が右越え三塁打で続いて1点。この回さらに1点を加えると、6回も1死から梵の打球が右中間を深々と破る。この三塁打をきっかけに4長短打で4点を挙げた。
 「どんな球がきても打たないといけない。たまたまです」と梵。東出とともに、本塁打が出ていればサイクル安打という活躍で集中打を呼び込んだ。
 打線につながりをもたらしたのは先発の斉藤だった。6月7日を最後に白星から見放されていたが「粘り強く投げようと思った」。2回からは毎回走者を背負ったものの、6回6安打1失点で5勝目。ブラウン監督は「球数が多かったけれど、自分の力で投げ抜いた」と称えた。
 東出が「向こうが助けてくれた」と言うように相手の失策も得点に絡んだが、計10安打のうち二塁打と三塁打が3本ずつの長打攻勢。ここ4試合で2けた安打は3度目。徐々にではあるが、投打の歯車がかみ合いだしてきた。

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2009年7月7日のニュース