4連打逆転…大隣まさに“魔の7回”

[ 2009年7月7日 22:58 ]

 【ソフトバンク1―5オリックス】6回まで5安打無失点の好投だったソフトバンクの大隣には“魔の7回”となった。4連打を浴びて逆転され、チームの連勝は2で止まった。4敗目を喫した左腕は「全体的に力みがあった。もっと内容ある投球をしなければいけない」とベンチでうなだれた。

 力んで球威が落ち始めた1―0の7回1死から坂口の左前打、大引の中越え二塁打で同点。フェルナンデスに内野安打され、一、二塁から約2カ月半ぶりに復帰したカブレラに外角低めのフォークボールを中前へ運ばれた。この場面、大隣はスライダーを求めた田上のサインに「相手が待っている気がした」と拒否。自ら選んだ球種で打たれ「あのコースに届くようでは。もっと(リーチを)意識して投げないと」と悔やんだ。
 今年は昨年10月に受けた左ひじ手術からの回復が遅れ、6月には交通事故に巻き込まれて左手小指を痛め、2軍落ちと運がない。昨年、チーム最多の11勝を挙げた左腕も首位に立つ好調なチームの中で、なかなか存在感を示せずにいる。

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2009年7月7日のニュース