セ・リーグが8月からビデオ判定試行へ

[ 2009年7月7日 06:00 ]

 セ・リーグは6日、都内で理事会を開き、今年8月から本塁打のビデオ判定を試行することを決めた。現在、判定に使用するビデオ機器を持たない神宮、横浜、ナゴヤドームに機器を導入。本拠地6球場で8月11日から実施する。審判員による機器の操作の習熟や問題点などを検討した上で、運用マニュアルや正式な導入の時期を決める。

 ビデオ判定は3月のWBC東京ラウンド(東京ドーム)でも導入された。判定に使う映像は試合を中継するテレビ映像で、責任審判員が必要と判断した場合に限って行うことになる。試行期間中は実際の判定に使うことはないが、鈴木理事長(広島球団本部長)は「やってみてどういう問題があるか検証したい。適用までには時間がかかる」と説明した。
 一方でパ・リーグは導入に消極的な姿勢を示しており、巨人・清武球団代表は「やるからには12球団が足並みをそろえた方がいい」と導入を呼び掛ける考えを示した。

 ▼パ・リーグ井上理事長(楽天オーナー代行)ビデオ判定は理事会でも議題に上がってない。きちっとした判定をするのは難しいし、審判を信頼して技術向上を求めた方がいいのではないか。

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2009年7月7日のニュース