松坂の“出直しキャンプ”がスタート

[ 2009年7月7日 06:00 ]

汗びっしょりで練習を行う松坂

 右肩の疲労で今季2度目の故障者リスト(DL)入りしているレッドソックスの松坂大輔投手(28)が6日、フロリダ州フォートマイヤーズで“出直しキャンプ”を開始した。炎天下のグラウンドで、ルーキー選手ら約15人に交じりランニング。グレッグソン巡回コーチと約12分間のキャッチボールでは、体重移動を意識し1球1球確認するように腕を振った。

 5日に当地入りした松坂は「ブルペンはしばらく入らないと思う。まず体のパーツを作り上げる」と語った。今季の投球フォームについて「決して一部分が悪くて、ここを直せばというものではない。もう一度体をつくって、そこから再構築していかないと」。まずは走り込みによる下半身強化、特に股関節など、パーツごとに強化を図る。4日にキャッチボールを再開したばかりとあり、ファレル投手コーチも「体が万全な状態になってから」と話しており、ブルペン投球は今月中旬以降となりそうだ。
 7月下旬からのマイナー戦登板、そして8月のメジャー復帰。青写真通りに進むかは、すべてこのキャンプにかかっている。「ここまでの状態になったのもすべて自分の責任。チームにある程度の期間を与えてもらった。真剣に自分と向き合いたい」と松坂。猛暑のフロリダで、復活への孤独な戦いが始まった。

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2009年7月7日のニュース