村田敬遠に燃えた…佐伯これが男の豊田討ち

[ 2009年7月7日 23:20 ]

 【横浜5―4巨人】横浜が1点差と詰め寄った8回、2死二塁で巨人バッテリーは村田を敬遠。打席には佐伯が入った。「(敬遠も)あるだろうな、とは思っていたが、確かに燃えた」

 豊田の2球目、外角直球を振り抜くと、2者を生還させる逆転二塁打に。「自然と出た」と珍しくガッツポーズを繰り返すベテラン。田代監督代行は「ああいう場面で気持ちが出る男だから、何とかすると思っていた。素晴らしい」と感心した。
 プロ17年目の39歳。昨季は若手の台頭で出場機会が減り、年俸は推定で1億円から7千万円もダウン。支えになっているのは「もう一度、前を向いて野球をする」との気持ちだ。
 連敗したときには、選手だけでミーティングを開き「選手である前に男であれ」といった言葉で同僚を鼓舞する。「うちは若いチーム。こういう勝ち方は財産になる」と、自分よりもチームのために1勝を喜んだ。

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2009年7月7日のニュース