レイズ 足で揺さぶり苦手投手攻略

[ 2008年10月15日 13:29 ]

レッドソックス戦の1回、先制の2点本塁打を放ち、チームメートとタッチをするレイズのペーニャ(左)

 【レイズ13-4Rソックス】苦手の中の苦手と言っていい。通算成績は5勝19敗。だがレッドソックスのウェークフィールドに挑んだレイズは、いきなり痛打を浴びせた。

 ウェークフィールドのナックルボールをマドン監督は「ナックルが良ければ、何度対戦しても難しさは変わらない」と警戒する。だが一方で「足を使うなら、対戦相手有利となることもある」とも。その言葉通りの攻めを見せた。
 1回1死一塁、ペーニャの初球にアップトンが二盗し、3球目をペーニャが左中間に打ち込んだ。3回2死一塁でもアイバーの2球目にクロフォードが二盗し、4球目をアイバーが左越えへ。盗塁直後の2本塁打は偶然ではない。足を意識させ、落差が武器のナックルの変化が鈍ったところをたたいた。
 プラン通りに試合を運び、ワールドシリーズまであと1勝となった。「ただ自分たちらしくし、自分たちの野球をしてもらいたい」。マドン監督の注文はそれだけだ。
 レッドソックスのフランコナ監督は「相手は97勝したチーム。67勝(実際は昨季66勝)のチームじゃない」と言う。生まれ変わったレイズにとって、過去の数字は過去でしかない。(共同)

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2008年10月15日のニュース