鈴木尚が引退決意 2軍育成コーチ就任へ

[ 2008年10月15日 06:00 ]

 横浜の鈴木尚=本名・鈴木尚典=外野手(36)が今季限りでの引退を決意した。球団から来季の構想外を通告されていた鈴木尚は去就を保留していたが「横浜以外のユニホームを着て若い選手たちと戦う姿を想像したらつらかった。横浜は大好きだし違う形で強くなる手助けをしたい」と話した。

 鈴木尚は横浜高から90年にドラフト4位で入団。95年に左翼手の定位置をつかむと、広角に打ち分ける高度な技術で安打を量産した。97年から2年連続首位打者に輝き、98年には日本シリーズMVPを受賞するなど38年ぶりのチーム日本一に貢献。04年からは代打の切り札で勝負強さを発揮した。通算成績は打率・303、146本塁打、700打点。今後は2軍育成コーチの就任が濃厚で“第2の尚典”の育成に全力を注ぐ。

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2008年10月15日のニュース