星野監督依然負けなし!阪神2軍指揮

[ 2008年5月20日 19:32 ]

 北京五輪に出場する野球日本代表の星野仙一監督は20日、甲子園で行われたウエスタン・リーグの阪神―広島8回戦で、阪神の指揮を執った。五輪本番まで3カ月を切り、試合勘を取り戻すのが主な目的だったが、試合も6―4で勝利。代表監督に就任以来、練習試合を含めて15勝2分けと依然負けなしの状態で、勝負強さを見せつけた。

 昨年12月のアジア予選以来の采配は“苦戦”を強いられた。星野監督は積極的に攻撃を仕掛けたが、2度試みたエンドランはいずれも併殺打となり、3度命じた送りバントはすべて失敗。これには星野監督も「苦言を呈したいことがたくさんあった。これがファームなのかと…」と渋い表情を浮かべた。

 この日は田淵幸一、山本浩二、大野豊の3コーチも出場。そのうち、打者や走者に監督のサインを伝達する役目を担う山本・三塁コーチの“リハビリ”も目的の一つだったが、星野監督によると自分が出した指示と違うサインを送るミスがあったという。

 選手の顔触れやレベルは異なるものの、反省材料を発見できたことは有意義だった。星野監督は「こちらも勉強させてもらった。ベンチに入り、ユニホームを着たことが収穫」と手応えをつかんだ様子だった。

 星野監督は21日、同カードで広島の指揮を執る予定。

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2008年5月20日のニュース