王監督誕生日飾った!和田無傷の5連勝

[ 2008年5月20日 20:56 ]

広島戦に先発したソフトバンク・和田

 【ソ4―3広】ソフトバンクは0―1の四回に小久保が9号3ラン。5回に追いつかれたが、その裏、1死一、三塁から川崎の適時打で勝ち越した。和田は無傷の5連勝。8回から久米―ホールトンで逃げ切った。広島の大竹は完投したが、6敗目。

 ≪プレゼントは白星≫9号3ランを放ったソフトバンクの小久保が言った。「ほかのどんなプレゼントより、白星が一番喜んでくれると思う」。この日は王監督の68歳の誕生日。ソフトバンクは監督の大好きな本塁打が出て、接戦をものにした。

 0―1の4回1死一、二塁で、打席には小久保。2回に走塁ミスで好機をつぶしていたチームリーダーは、大竹の甘いスライダーを逃さなかった。「前の打席での走塁のことがあったから、何とか取り戻そうという気持ちだけだった」。ベテランの一発を王監督は「本当にね、あの一発は重い雰囲気を吹き飛ばしてくれた」と絶賛した。

 交流戦に借金を抱えて突入するのは初めてだ。だからこそ監督も「計算できないチームだから負け越している。計算なんかしていたら笑われる」と厳しい。

 5回に追いつかれたが、その裏すぐにリードを奪い返し、交流戦は4年連続の白星スタート。それでも王監督は「1試合、1試合。きょうのことは終わったこと」と言う。普段ならうれしいはずの勝ち方も、まだ素直に喜ぶわけにはいかないようだ。

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2008年5月20日のニュース