PL出身対決は福留2安打、松井稼1安打

[ 2008年5月20日 11:50 ]

試合前に談笑するカブスの福留(右)とアストロズの松井稼

 米大リーグ、カブスの福留孝介外野手は19日、ヒューストンで行われたアストロズ戦に「5番・右翼」で出場し、4打数2安打。内容は一ゴロ、四球、右前打、右前打、遊ゴロ。打率は3割1分9厘。

 アストロズの松井稼頭央内野手は「2番・二塁」で出場し、3打数1安打1盗塁。内容は四球、空振り三振、三ゴロ、右前打。打率2割9分2厘。
 試合はカブスが7―2で勝った。

 ≪先輩の前で2安打≫開幕直後の4月上旬以来の再会だった。アストロズの松井稼は、福留にとってはPL学園高時代の先輩。「米国に来てまだプレーを見ていない。初めてなので楽しみ」という松井稼の前で、右方向へ2安打。メジャーではつらつとプレーする姿を披露した。
 前回対戦時は、松井稼が故障中で、シカゴでは食事をともにしただけ。この日の福留は5回に一、二塁間を抜く右前打。そして、4打席目は、ジャンプした松井稼のグラブの上をかすめて右前打した。「捕らないでくれと思いながら走った」。先輩の頭を越える安打に照れ笑いを浮かべた。
 高校時代、松井稼は投手で、福留は三塁手として同じグラウンドで戦った。あれから10年以上がたち、メジャーで再会。かつてのチームメートとの対戦を、心から楽しんだ様子だった。
 ≪緩い球に苦戦≫アストロズの松井稼は、左の好投手リリーとの初対戦で無安打。緩い変化球を打たされ「カーブ、チェンジアップがいいところにきた」と悔しそうだった。救援投手から1安打を放ったが、勝負どころでの凡打もあり「初戦だし取りたかった」と話した。
 PL学園高の後輩、福留との初対戦は刺激になった様子で「孝介が中日に入ったときのオープン戦以来かな」と当時を懐かしそうに振り返っていた。(共同)

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2008年5月20日のニュース