松井秀6号も“悪夢”再び大敗

[ 2008年5月20日 06:00 ]

<ヤンキース・メッツ>4回、2点本塁打を放ち塁間を回るヤンキース・松井秀(左)と一走のジーター

 【ヤンキース2-11メッツ】悪夢は繰り返された。ヤンキース松井がメッツとのサブウエーシリーズ第2戦で6号2ラン。4点を追う4回無死一塁から左腕ペレスの初球、内角高め直球を右翼席中段まで運ぶ4番にふさわしい一撃もチームは大敗。「甘く入った球をしっかり打てた。反撃ののろしとなれば良かったけど、そうならなくて残念」と静かに振り返った。

 実は昨年5月18日。同じメッツのペレスから、同じ4回に2ラン。しかも、ペレスが7回2/3を投げて勝ち投手となり、ヤ軍が松井の2点だけで敗れたところまで全く同じ。まさに“デジャビュ弾”となってしまった。

 松井自身はこれでメッツ戦通算26試合で7本塁打、打率・330。全米中継された注目のライバル対決で勝負強さを発揮したが、チームは今季4度目の3連敗。ア・リーグ東地区で唯一抱えている借金は今季最多の4となり、最下位にあえいでいる。ひざの状態は決して万全でない中、懸命のプレーを続ける松井。1日のオフを挟んで、同一リーグ内の対戦が再開するが「ゼロからのスタート。それくらいの気持ちでやる」と前を向いた。

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2008年5月20日のニュース