楽天 8回に一挙5点!永井4勝目

[ 2008年5月20日 21:14 ]

中日に快勝し、マウンドでハイタッチする楽天ナイン

 【楽6―1中】楽天は8回、代走塩川の二盗、三盗で一死一、三塁と好機を広げ、フェルナンデスの適時打、嶋の2点二塁打などで5点を勝ち越した。永井が8回1失点で4勝目。中日は中継ぎ陣が打たれ、得点もウッズのソロ本塁打のみだった。

 ≪楽天 機動力の威力見せつける≫機動力の威力を見せつけた鮮やかな攻撃だった。楽天が1―1の8回に打者一巡で一挙5得点。昨季日本一の中日に競り勝ち、野村監督は「いきなりチャンピオンチームと当たったから、心配してたけど」と言いながら会心の笑みを浮かべた。

 8回、無死一塁で塩川が代走に送られた。俊足の25歳は「1点勝負だったし、一つ腹をくくった」。山崎武へのカウント2―2からのフォークボールのときに二盗に成功。一死後、リックへの初球で三塁まで陥れた。「そろそろ変化球かな」と配球を読んだ二盗に、「遊撃をやっている経験から、走者一塁より二塁の方が無警戒になる」と狙い澄ました三盗。好走塁で、行き詰まった局面を一気に打開した。

 一死一、三塁となり、フェルナンデスの適時打で勝ち越し。こうなれば後は一気呵成だ。二死後に3本の適時打と打線がつながり、突き放した。

 交流戦の初戦を弾みのつく勝ち方で制し、勝率を5割に戻した。「代走が見事な大活躍。相手もショックだっただろう。弱者が強者を倒せるのが野球だ」と、指揮官も留飲を下げた。

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2008年5月20日のニュース