グリンが好投2勝目 横浜借金15

[ 2008年5月20日 21:29 ]

横浜戦で2勝目を挙げ、ナインを迎える日本ハム・グリン(右から2人目)

 【日6―3横】日本ハムのグリンが7回1失点で4月6日以来の2勝目を挙げた。打線は2回にスレッジの右前打などで2点を先制し、終盤にも小刻みに加点した。横浜は8回に2点差まで詰め寄ったが、反撃が遅かった。借金は最多の15に膨らんだ。

 昨季交流戦で5勝し、最優秀選手に輝いたグリンが、今季の交流戦の開幕戦でトンネルを脱出した。7回を2安打1失点と好投し、4月6日以来の2勝目。「今季で一番の出来。最後まで気持ちを切らさなかったのが良かった」と胸を張った。

 「ようやく自分の手に感覚が戻ってきた」というスライダーを中心に7奪三振。過去登板8試合は援護が少なく、イライラを募らせることもあったが、前日に来日した長男のカイル君が観戦。愛息を前に、乱れることなく投げきった。

 7回は先頭・内川の打球が右上腕を直撃。だが、続投を志願し、失策が絡んだ内野ゴロによる失点だけで乗り切った。「気合が痛みに勝った。ここから本来の姿を取り戻すことができれば」と笑顔を見せた。

 梨田監督は「素晴らしかった。来年から交流戦だけ契約しようかな」と冗談交じりに右腕をたたえた。昨年は18勝5敗1分けで優勝した交流戦で、今年も弾みのつくスタートを切った。

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2008年5月20日のニュース