りくりゅう 指導者の道への思い 夢は生徒たちの“全日本表彰台独占”「メンタル面もサポートしたい」

[ 2026年4月28日 11:18 ]

<三浦璃来・木原龍一組会見>三浦璃来(左)の涙を拭く木原龍一も涙にくれる(撮影・小海途 良幹)
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 ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートのペアで日本勢初の金メダルを獲得した「りくりゅう」こと三浦璃来(24)、木原龍一(33)組(木下グループ)が28日、都内で現役引退発表会見を行った。2人は指導者の道への思いを語った。

 三浦「すぐにコーチになりたいなと思っていたんですけど、今年からコーチの資格をとらないといけないというお話をいただいた。現実的に考えてコーチングについてまだまだ学ばないといけないことがたくさんあるというお話をいただいた。コーチングするにはまだだいぶ時間がかかると思います」と、本格的にコーチ業をスタートするには時間がかかることを明かした。

 「私たち自身、たくさんのコーチがいた。技術だけでなくお互いの関係、けんかをした時に間に入ってくださるコーチがたくさんいた」とし、「私たちも技術だけでなく生徒1人1人をきちんと見て寄り添える、メンタル面もサポートできるコーチになりたいなと思います」と意気込んだ。

 木原も「しばらくは日本の皆様にペアを知っていただくという活動をしていきたい。指導の勉強や資格の問題で4~5年かかるのではないかなと思います」とした上で、「自分たちはけががあったり、いろいろなことを経験をさせていただいた。その経験を生徒たちに伝えていけるように。技術だけでなく食事やメンタルのサポートもやっていきたい。現役時代に技術だけでは勝てないと学びましたので、栄養やメンタルもサポートしていきたい」と話した。

 さらに、三浦は「私がペアの世界に入って11年経つんですけど、全日本選手権では表彰台が埋まらない時期が凄く多かった。そういったことを経験していたので、将来的には自分たちの生徒だけでも表彰台を埋めたいなという気持ちは強く持っています」と大きな夢を掲げた。木原は「まだまだ日本のペアスケーターは少ない。全日本でも1グループが当たり前になってしまっているので、将来的に2グループ、3グループできるようになってほしい」とペアの普及を願った。

 2人は17日にSNSで引退を発表。「私たちはやり切ったという気持ちでいっぱいで、悔いはありません。これまでのすべてが誇りであり、大切な財産です」とつづった。25日のミラノ・コルティナ冬季五輪・パラリンピックの日本選手団による「応援感謝パレード」後の取材で木原は「これからプロとして2人で頑張っていきます」と今後について語っていた。

 りくりゅうは19年に結成。22年北京五輪では団体銀に貢献。23年に日本ペアとして初めて世界選手権で優勝。このシーズンの世界選手権、四大陸選手権、グランプリファイナルの主要国際タイトルを全制覇し、日本初の年間グランドスラムを達成した。26年のミラノ・コルティナ五輪では2大会連続となる団体銀に貢献。個人戦ではショートプログラム5位からの逆転劇で日本ペア史上初の金メダルに輝いた。

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