豪ノ山 ご当所Vへ“視界良好” 朝紅龍との98年生まれ大阪出身対決制した!大阪初へ1敗キープ

[ 2026年3月18日 05:30 ]

大相撲春場所10日目 ( 2026年3月17日    エディオンアリーナ大阪 )

朝紅龍をはたき込みで破る豪ノ山(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 1敗で首位に並ぶ平幕の豪ノ山が同じ大阪府出身で同い年の朝紅龍をはたき込みで下し9勝目を挙げた。場所前の下半身強化で鋭い出足が復活。大阪場所初のご当地力士優勝の期待も膨らむ。関脇・霧島も隆の勝を引き落として首位並走。両者がきょう11日目に単独首位を懸けて対戦する。平幕の琴勝峰は正代に敗れ2敗に後退、横綱・豊昇龍と1差で追う。

 こんなに大勢の記者に囲まれるのはいつ以来だろう。いつもは表情を緩めない豪ノ山が身を乗り出して質問に耳を傾ける。「最後は引いちゃったけど、体も動いて良かったかな」と納得の表情で振り返った。

 大阪府四條畷市出身の朝紅龍は同じ1998年生まれ。前回の対戦では立ち合いの変化で敗れたが、同じ轍(てつ)は踏まない。仕切り直しでも再び左にずれた相手の揺さぶりにも動じず前に出る。相手が反撃に出るところを逃さずはたいた。

 師匠の武隈親方(元大関・豪栄道)が「足が出ている」と評するように持ち前の出足に磨きがかかり5日目から6連勝。巡業がなかった2月に稽古場での基礎運動に加え、ジムなどのトレーニングで下半身を強化。太腿などが大きくなる成果が快進撃を支える。

 1敗で並ぶ霧島とは11日目に直接対決を迎える。「明日からが大事じゃないですか。もっと(声援が)多くなるように頑張りたい」。大阪出身の優勝力士は大錦、山錦、豪栄道の3人だが、ご当所Vは果たしていない。宇良との寝屋川ダービーに続いて大阪ダービーも快勝。浪速っ子のハートもしっかりつかんで快挙へのお膳立ては整った。

 ≪8連勝で霧島が並走≫霧島は危なげなく1敗を守った。「しっかり当たっていこうと。それしか考えていなかった」と立ち合いから頭で当たった。過去5勝14敗と合口が悪い隆の勝のいなしに体勢を崩しかけたが、相手が前進してきたところで冷静にタイミング良く引き落とした。「しっかり当たれた。その後、体が反応してくれて勝って良かった」と振り返った。3日目から8連勝で首位をキープ。「残り一番一番しっかり集中していきたい」と力がみなぎっていた。

 ≪豊昇龍勝ち越し 1差終盤「集中」≫豊昇龍は会心の相撲で4場所連続の勝ち越しを決めた。「集中しながらやった。(相手が)何かやってくるかなとかいろいろ考えたけど、自分の相撲を取り切ろうと思った」と立ち合いで張り差し。右が入り、前進して若元春を力強く寄り倒した。「気付いたら土俵際だった。出足は悪くない」と手応え十分。2敗を守り、トップを1差で追う。横綱初Vを狙う勝負の終盤へ「残り5日間しっかり一日一番集中したい」と力を込めた。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2026年3月18日のニュース