十両経験者の川副改め花の富士が三段目優勝!敗れれば11人での決定戦も「それだけは阻止しようと…」

[ 2026年1月23日 14:13 ]

大相撲初場所13日目 ( 2026年1月23日    東京・両国国技館 )

<大相撲初場所13日目>寄り切りで鶴英山を破る花の富士(左)(撮影・西海健太郎)
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 十両経験者で東三段目23枚目の川副改め花の富士(26=伊勢ケ浜部屋)が鶴英山(23=音羽山部屋)を下して7戦全勝で三段目優勝を決めた。

 立ち合いで左前ミツを引くも抱え込まれて胸が合い、互いに両まわしを引き合う左四つがっぷりの体勢に。そこから強烈な引き付けで腰を浮かせ、自身よりも44キロ重い167キロの相手を吊り上げて土俵外へ運んだ。「ヤバかったですよね。焦りましたよ。本当はああいう相撲ダメだけど、ここ一番だったので」。驚異的な柔軟性やパワーに任せた相撲は危険だと自覚しており「これから上へ上がっていくにはあの相撲ではケガにつながる」と反省も忘れなかった。

 6番相撲を終えて三段目の全勝は、花の富士と龍葉山(西72枚目、20=時津風部屋)の2人だった。勝った方が優勝の直接対決が当然組まれると思われていたが、龍葉山が体調不良でまさかの休場。花の富士は先場所敗れている鶴英山と星違いで対戦することになった。「龍葉山が休場と昨日聞いて、さすがに面食らった。負けたら何人の決定戦になるんだろうって。千秋楽4番ぐらい取る羽目になるからそれだけは阻止しようと(笑い)」。最大11人での優勝決定トーナメントになる可能性もあった中で、しっかり一発で決めてみせた。

 各段優勝は、三段目で優勝した一昨年の秋場所以来自身2度目。ケガで番付を落として序二段の土俵に上がったことは過去2場所あったが、どちらも6勝1敗で優勝を逃していた。これで三段目でフル出場した2場所はともに7戦全勝。「三段目好きですね」と笑った。部屋の稽古では関取衆とも申し合いを行っており「自信につながった」という。取組後に取材を受けている最中に日大相撲部の同期でもある同部屋の十両・尊富士が支度部屋の前を通り、祝福の握手を交わしていた。

 来場所は、最初に大ケガをして以来2年半ぶりに幕下15枚目以内まで番付を戻すことが確実な状況。「関取に戻ることが一つの目標。(幼なじみの義ノ富士ら)後輩がどんどん幕内で活躍しているので、自分もさらに上、幕内を目指してやっていきたい」と今年中に達成したい大きな目標を掲げた。


 ◇花の富士 圭太(はなのふじ・けいた)本名=川副圭太。1999年(平11)4月10日生まれ、熊本県宇土市出身の25歳。宇土少年相撲クラブで小1から相撲を始め、鶴城中3年時に全国都道府県中学生大会軽量級優勝、全中準優勝、白鵬杯優勝。文徳高2年時に国体少年の部優勝。日大1年時に東日本学生新人戦優勝。3年時に東日本学生体重別大会無差別級優勝、全国学生体重別大会無差別級優勝。4年時に全国学生選手権優勝。宮城野部屋(当時)に入門し、幕下15枚目格付け出しで2022年秋場所初土俵。2023年名古屋場所で新十両に昇進し「輝鵬(きほう)」に改名。左足のケガで同年九州場所から3場所連続全休で三段目転落。2024年夏場所からしこ名を本名の「川副」に戻す。同年秋場所で三段目優勝。今場所から「花の富士」に改名。身長1メートル73、体重123キロ。従兄弟は早大相撲部4年の川副楓馬。

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