【玉ノ井親方 視点】義ノ富士は“銀星”逃したが次につながる相撲 “勝負どころ”の判断責められない

[ 2026年1月12日 19:33 ]

大相撲初場所2日目 ( 2026年1月12日    両国国技館 )

安青錦(左)に敗れた義ノ富士(撮影・島崎忠彦)
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 勝負だから結果はもちろん大事だが、次につながる黒星もある。幕内筆頭で新三役を狙う義ノ富士は、土俵際で安青錦の捨て身の首投げを食らって、銀星を逃した。これで初日から連敗。ただ、2番とも相撲内容は悪くない。

 安青錦戦は立ち合いでしっかり当たって前に出て、左を差して土俵際まで押し込んだ。残念だったのは、真っ正直に前に出てしまったことだ。「差した方に寄れ」は相撲の鉄則。差した左手側に寄っていれば、大関も身動きが取れなくなり、逆転の首投げも食らわなかったはずだ。だが、義ノ富士にすれば“ここが勝負どころ”と思ったのだろう。その判断を責めることはできない。「負けて覚える相撲かな」という言葉もある。この苦い経験を糧に次からは、差した、かいなの方に寄っていくように徹底すれば、良いだけのことだ。
 横綱・豊昇龍は一山本に押し込まれる場面があって、おやっと思わせた。ただ、しっかりと右の下手を取っていたから、見た目ほど危なくはなかった。
 気になったのはサポーターを巻いていた左膝だ。力は入っているように見えたが、いつものように、動けていたかというと、そうでもない。ただ、状態が良くない時は、それなりに注意して取るから、逆に良い相撲を取れる時もある。だから、膝の具合が気になったとしても、そういう前向きな気持ちで取るようにすれば、結果はついてくるはずだ。(元大関・栃東)

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