【高校ラグビー】日本航空石川 輪島の人々に勝利を捧げたかった

[ 2025年12月30日 16:50 ]

第105回全国高校ラグビー2回戦   関西学院27―17日本航空石川 ( 2025年12月30日    花園 )

<日本航空石川・関西学院>敗れた日本航空石川フィフティーン(撮影・北條 貴史)
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 終盤まで食い下がった日本航空石川だったが、あと一歩及ばなかった。24年1月1日に起きた能登半島地震から間もなく2年。元日に花園で試合に臨み、勝って学校のある輪島の人たちに勝利を捧げる――。チームで誓い合った望みは果たせなかった。

 元々のチームスローガンは「アズワン」。輪島の人たちと一つになろう、という言葉の意味が震災とともに何倍も強いものになった。ラグビー部のグラウンドがようやく復旧したが、校舎の修理、寮の大規模な修理を経て輪島に戻れるメドは立っていない。

 今後も東京・青梅市を拠点にした活動が続くが、紙谷直樹監督は言う。

 「我々は輪島に戻ると決めています。今日も石川の人たちがかなり応援に来てくださって。やっぱり勝ちに来ているんで。勝って恩返しがしたいし、勝てなかったけれども、試合を見て少しでも感動していただけるなら今回の努力も報われる」

 3年生が卒業すれば、輪島での学校生活を知る世代もいなくなるが、主将のPR尾芝樹心は「青梅にもいい場所があるけど、輪島にしかない練習環境、ラグビーに打ち込める環境があることを後輩たちに伝えたい。1、2年生が試合でも活躍してくれているんで、来年しっかり受け継いで勝っていってほしい」と後輩たちに“悲願”を託した。

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