相撲界でまた…木瀬部屋・幕下以下の弟子が暴力行為 親方は2階級降格 2度目の厳罰処分

[ 2025年12月26日 04:45 ]

木瀬親方
Photo By スポニチ

 相撲界でまた暴力問題が発覚した。日本相撲協会は25日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、幕下以下の弟子1人が暴力行為をしたため、師匠の木瀬親方(56、元幕内・肥後ノ海)に対し委員から年寄への2階級の降格処分を決めた。加害力士は引退届を提出。同親方は10年にも暴力団への入場券手配に関与し2階級降格と部屋閉鎖の処分を受けており、2度目の厳罰処分となった。

 日本相撲協会にとって今年は財団法人設立100周年の節目だったが、水を差す不祥事が起きてしまった。事件が起きたのは九州場所直前の11月7日、幕下以下の力士Aは、自身の財布から現金を盗んだ同部屋の幕下以下の力士Bに激高し顔面を5、6回殴打したという。暴行を受けたBは病院での治療は受けなかったが、両目の辺りにあざができるなどのケガを負い九州場所の休場を強いられた。

 相撲協会は11月10日に匿名での情報を入手し、コンプライアンス委員会(コンプラ委)が事実関係を調査。力士Bにも落ち度が認められたが、力士Aは過去にも力士Bに暴力を働いた目撃証言もあり常習性があったと認定。「出場停止2場所の懲戒処分が相当」との処分意見を理事会に答申。力士Aは、自身の行為を深く反省し既に引退届を協会に提出した。

 コンプラ委は11月7日のうちに暴行を把握していながら、あくまで部屋内の内輪もめと判断し、相撲協会へ報告を怠った木瀬親方の行為を問題視。10年にも懲戒処分歴があることもあり、この日の理事会で委員から年寄への降格処分を決めた。同親方は来年初場所後の役員改選に伴う理事選挙で出馬が有力視されていたが、これで道が絶たれた。 

 【最近の親方降格】 ▼時津風親方(元幕内・時津海) 20年10月、ゴルフ旅行など不要不急の外出が新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反したため、委員から年寄への2階級降格処分。翌年にも場所中に麻雀店に出入りするなど2度目の指針違反で「退職勧告」を受けた。

 ▼伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士) 22年12月に弟子2人の暴力行為が発覚。報告を怠ったなどとして理事から役員待遇委員に2階級降格。17年12月にも元横綱・日馬富士の暴行事件で理事を辞任し、役員待遇委員に2階級降格となっていた。

 ▼宮城野親方(元横綱・白鵬) 24年2月、弟子の幕内・北青鵬による後輩力士への暴力行為が発覚。暴力行為を知りながら報告を怠ったなどとして委員から年寄へ2階級降格。部屋も閉鎖に。

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2025年12月26日のニュース