【女子ゴルフ新人戦】藤本愛菜が逆転でプロ初優勝 タイヤトレで鍛えたメンタルで強風を克服

[ 2025年12月12日 16:50 ]

女子ゴルフ新人戦 加賀電子カップ最終日 ( 2025年12月12日    千葉県 グレートアイランドC=6525ヤード、パー72 )

<JLPGA新人戦加賀電子カップ最終日>2番、ティーショットを放つ藤本愛菜(撮影・沢田 明徳)
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 首位と2打差の2位から出た藤本愛菜(18=ヤマエグループHD)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算9アンダーで逆転優勝を飾った。

 「昨日の夜からちょっと緊張してワクワクしていた部分もあったけど、いい結果で終われて凄く嬉しい」。プロ初戦で優勝を飾った藤本は顔を綻ばせた。

 強風が吹き荒れる中、ナショナルチームで活躍するショットメーカーは堅実なゴルフを貫徹した。

 首位で出た同組の伊藤がスコアを崩すのを横目に見ながら、序盤はパーを並べた。

 7番で15メートルをねじ込んでバーディーを先行させると、9番でも4メートルのチャンスをものにして単独首位で折り返した。

 後半、首位の座を明け渡したが、15番パー5で第3打を2メートルにつけて会心のバーディーでリードを奪い逃げ切った。

 「この強風の中で、このスコアで上がれたのは自信になった。(終盤は)バーディーを取らなきゃと思う半面、ボギーは打てないという気持ちもあり葛藤したけど、自分のマネジメントを貫き通した」。この日最少となる好スコア70をマークして誇らしげだった。

 福岡・沖学園在学中に受験した昨年のプロテストに失敗。ショックを受けた藤本はオフ肉体改造に取り組んだ。辻村明志コーチの指導で「ベンツのタイヤ」を使ったタイヤトレで体を鍛え抜いた。

 「タイヤを引っ張ったり、押したり、抱え上げたり、ひっくり返したり」20種類以上のメニューを3時間半掛けてこなす、過酷なトレーニングを4カ月間、連日続けた。

 「泣きながらやった日もある。吐いたこともある。でも、それが今につながっている。メンタルが強くなったし、スイングの土台もしっかりつくれた」。オフ明けに出場した4月のヤマハ・レディース葛城で24位に入り成長を実感。11月には2度目の挑戦でプロテスト合格。最終予選会でも21位に食い込み来季前半戦の出場権を確保した。

 今年の漢字を聞かれると「強」を挙げ「強くなった1年という意味。去年の今頃より何倍も強くなっているという確信がある」と力強く語った。

 ルーキーとして迎える来季の目標は「シードを獲ること」。将来的には米ツアーでの活躍を目指している。所属企業が同じ竹田麗央の活躍に刺激を受けており「自分も早く追いつきたいなと常に思っている」と目を輝かせた。

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