アメフト東北大 全日本準々決勝で関東王者の早大と激突 DL吉川主将「ロマンのある勝利を手にしたい」

[ 2025年11月19日 07:00 ]

甲子園ボウル ロゴ
Photo By スポニチ

 【Road to 甲子園ボウル】追い続ける夢がある。東北大DL吉川大輝主将(4年)にとって、待ちわびた大一番。胸に秘めた思いは、少しも変わっていない。

 「スポーツ推薦で集まった関東のチームを、こんなオレたちが倒せたらロマンじゃないですか。ロマンのある勝利を手にしたいですね」

 繰り返したフレーズの原点は、3年前の全日本2回戦。敵地で格上と目された中京大をタイブレークの末に撃破した。「1年生の自分も出てたんですけど、マジで感動して。あの試合で、もっとアメフトを頑張ろうと思った」。埼玉・浦和高では野球部。新たな競技の魅力に触れ、本当の意味でフットボーラーとしての第一歩を踏み出した。

 もちろん、前向きになれる経験ばかりではない。2年春に参加した合同練習では、関大のOLに圧倒され、芽生えた自信が吹き飛んだ。同年の全国大会では法大に7―42。敗戦の屈辱にひしがれるメンバーの背中を見て、こう誓った。

 「自分自身ではいける、と思った部分があったけど、一人で頑張っていても勝てない。みんなを巻き込まないといけない、と痛感した」

 3年生でパートリーダーを務め、最上級生で主将に就いたのは自然な流れ。本を読み、知識を広げ、刺さる言葉を選手に投げかけ続けた。

 オフェンスは、水野壯哉、坂西亜玲とタイプの違う3年生QBを擁し、RB山下倫生(2年)が地上戦の主力。吉川が先頭に立つディフェンスが粘り強く早大の攻撃を止めれば、必ずチャンスは生まれる。「みんなで笑って、4年間を終わりたい」。全国で泣き、全国で戦える手応えをつかんだ大学アメフト生活の集大成。夢は叶うことを信じて、吉川はフィールドに立つ。
    (堀田 和昭)

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2025年11月19日のニュース