【ゴルフ】佐久間朱莉 記録ずくめの4勝目 4日間大会でのツアー歴代最大の11差

[ 2025年10月27日 04:45 ]

女子ゴルフツアー NOBUTA GROUPマスターズGCレディース最終日 ( 2025年10月26日    兵庫県 マスターズGC=6562ヤード、パー72 )

独走優勝の佐久間朱莉(右)は後藤キャディーとハグ(撮影・井垣 忠夫)
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 単独首位で出たメルセデスランク1位の佐久間朱莉(22=大東建託)が6バーディー、1ボギーの67で回り、大会新記録となる通算25アンダーで優勝し、今季、通算とも4勝目を飾った。2位と11打差は4日間大会でのツアー歴代最大差で、4日間大会で初日から首位を守る今季2度目の完全優勝も史上初の快挙となった。記録ずくめの圧勝で初の年間女王に前進した。

 佐久間だけが別の世界にいた。2位に11打差の独走。優勝を決めると特別な瞬間が待っていた。大会アンバサダーで憧れの元賞金女王イ・ボミさんにブレザーを着せてもらった。「本当に好きでウエアもまねしていた。写真を撮れてうれしい」。夢見る少女の笑顔になった。

 8打リードで出た独り旅も攻めの姿勢は緩まない。1番で着実にパーを拾うと2番で3メートル、3番で2メートルにつけて連続バーディーで波に乗った。4日間でボギーも2つだけ。通算25アンダーは歴代2位の好スコア、11打差は4日間大会で歴代最大差という記録ずくめの圧勝だった。

 身長1メートル55。ゆっくりとしたテイクバックが特徴のショットメーカーは大会前にアライメントを修正。精度はさらに増し、1ラウンド平均24・75のパットとかみ合った。平均ストローク70・1093で今季1位に浮上。「上手な人しか60台は出せない」と過去4人(申ジエ、山下美夢有、竹田麗央、岩井明愛)がクリアした大台も見えてきた。

 藤山和也トレーナーによる異色トレが快進撃を支える。筋トレより「脳トレ」。周辺視野を広げる「ブレーズポッド」を使うなどスタート前に50種類以上のメニューをこなし、脳に刺激を入れる。プレー後は成功体験を脳に記憶させるため、ご褒美を与えドーパミンを分泌させる。64で回った前日のご褒美はスターバックスのアイスカフェラテだった。

 シューズは手作りのインソール入り。高機能ウレタン「ポロン」など5種類の素材を使う。藤山氏が佐久間の足に合わせて加工した中敷きは関節の可動域を広げ、体のバランスを整えてくれる。年間女王争いは独走態勢に入った。1週挟んで米ツアーを兼ねるTOTOジャパン・クラシックが待ち、優勝すれば米ツアー出場資格が得られる。「もし勝ったら考えたい」。佐久間の夢にはまだまだ続きがある。 

 ◇佐久間記録アラカルト
 ☆通算25アンダー 24年大東建託いい部屋ネット・レディースの川崎春花の28アンダーに次ぐツアー歴代2位の好スコア。今大会では14年の大山志保の19アンダーを6打も更新する大会新記録。
 ☆11打差優勝 4日間大会では04年日本女子オープンの不動裕理らに並ぶ歴代1位タイ。3日間大会を含めば96年伊藤園レディースのローラ・デービース(英国)の15打差に次ぐ歴代2位となる。
 ☆今季2度目の完全優勝 5月のブリヂストン・レディースに続く完全優勝。同一年に4日間大会で複数回の完全優勝は史上初。

 《後藤キャディー 妻の勝利に刺激》佐久間をサポートした後藤勝キャディーは前日のホールアウト後もコースを歩いて入念に確認した。「いい言葉を出せるように。積み重ねると、大事な局面で一番いい言葉が出るんじゃないかなという考えです」。佐久間の今季4勝全てをアシストしており、信頼関係も強い。前日のレジェンズツアーでは妻・福嶋浩子が2勝目を飾った。「逆にここで負けるわけにはいかない。プレッシャーをかけられた気がしたね」と笑顔で話した。
 

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