坂本花織 現役最後の海外GPへ欧州の苦手意識払拭必ず 得点伸びない実感も「不安を取り除く」

[ 2025年10月17日 04:44 ]

公式練習を終えた坂本
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 フィギュアスケートの本格的なシーズンインを告げるグランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス大会が17日、アンジェで開幕する。今季限りでの現役引退を表明している22~24年世界選手権3連覇の坂本花織(25=シスメックス)は、今大会が最後の海外GP。金メダル獲得を目指す来年2月のミラノ・コルティナ五輪へ向け、重要な予行演習と位置付けた。17日は女子とペアのショートプログラム(SP)が行われる。

 現役最後のGPシリーズが、いよいよ始まる。坂本にとって、これがラスト海外GP。獲り忘れていたフランス大会のタイトルも目指すが、過度の気負いはない。この日はフリー「愛の讃歌」を流して軽快にジャンプを跳んだ。「緊張はまだしてない。明日になったらドキドキすると思う」と語った。

 今大会のテーマは、苦手意識からの脱却だ。モンペリエでの22年世界選手権を制した実績こそあるが、欧州での試合は得点が伸びない実感がある。ミラノ・コルティナ五輪も見据え、絶好の予行演習。「不安を取り除きたいのが一番。ここで点数を出して自信を持ちたい。SPもフリーも文句のつけどころのない演技を目指したい」と強調した。

 この日は長年指導を受ける中野園子コーチが73歳の誕生日を迎えた。「私は自分に甘い性格。先生の厳しさがあったからここまで来られた。最後まで一緒に頑張りたい」と坂本。多くの思いを胸に、勝負の銀盤に立つ。

 ≪住吉 今度こそ「金」≫4年連続でフランス大会に出場する住吉りをん(22=オリエンタルバイオ・明大)は、ブロンズコレクター返上を宣言した。これまで3年連続銅メダルだっただけに「もうブロンズじゃなくて銅、銅、銅…金で」と笑顔で語った。23年大会では日本女子で初めて4回転トーループを成功するなど相性は良い。フリーで組み込む大技をこの日も試運転。「もはや“帰ってきたな”ぐらいの気持ち。安心感を持って練習ができた」と話した。

 ≪中井GPデビュー 「後悔ないように」≫今季シニア転向の17歳・中井亜美(TOKIOインカラミ)はGPデビュー戦となる。公式練習ではSP、フリーとも組み込む予定の大技トリプルアクセル(3回転半)を着氷。「GP初戦なので、しっかりと練習してきたことが全て出し切れるように、後悔がないようにしたい」と意気込んだ。オフアイスでは坂本と過ごし「凄く楽しい雰囲気で今を迎えることができている」と充実感をにじませた。

 ▽フィギュアスケート五輪への道 各3枠の男女は全日本選手権優勝者が自動的に代表入り。2人目は全日本の2、3位、GPファイナルの日本勢上位2人、全日本終了時で国際スケート連盟公認のシーズン最高得点上位3人から選ぶ。3人目は全日本終了時の世界ランキングや日本連盟独自の国際大会ポイントの上位3人らを選考対象に加える。2枠のペアは全日本1、2位と全日本終了時の世界ランキング、シーズン最高得点の最上位から総合的に判断する。

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