【リーグワン】花園 太田新監督が地上300メートルで誓い「2部優勝、1部復帰」

[ 2025年9月27日 10:26 ]

あべのハルカスの“てっぺん”で結束を深めた花園の選手とスタッフたち
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 ラグビーリーグワン2部の花園近鉄ライナーズが26日、“あべののてっぺん”で1部昇格を誓った。選手やスタッフの結束力向上のため、チームビルディングを開催。「決起ウォークinあべのハルカス」と銘打たれた今回のイベントに約80人が参加し、絆と体力の強化を図った。

 屈強な男たちにとってもハードな一日になった。この日は東大阪市内のグラウンドで約1時間練習。昼食を挟んで、午後1時すぎから長距離歩行をスタートさせた。東大阪市内のグラウンドから目指す目的地は、大阪市阿倍野区にある超高層ビル「あべのハルカス」。夏の暑さがまだ残る中、約13キロの距離をひたすら歩いた。

 約3時間かけて到着すると、息つく暇もなく「あべのハルカス」の階段をのぼり、てっぺんを目指した。地上約300メートルの展望台がゴール地点で、約1600段の階段を皆がのぼりきった。1部昇格を目指す25―26年度シーズン。過酷を極めた今回のトレーニングは、1部昇格への険しい道のりとも重なる。

 企画した太田春樹新監督(38)は「近鉄のシンボルであるハルカスにのぼるというメッセージをチームに出し、我々も近鉄を代表するシンボルチームとして誇りあるチームをつくり上げるということで、ハルカスをのぼってきました。高みを目指すということです」と意図を説明した。

 選手、スタッフの結束がより深まった新シーズンに期待は膨らむ。24―25年度シーズン限りで退団した元オーストラリア代表SOクウェイド・クーパー氏(37)がアタックコーチに、元オーストラリア代表SHウィル・ゲニア氏(37)がスキルコーチに就任。就任初年度の太田新監督の脇を固める世界的名手2人の存在は頼もしい限りだ。

 強力な新メンバーも加わる。クーパーの後継者として大きな期待がかかるのが、南アフリカ代表SOマニー・リボック(28)。新たな司令塔のもと、攻撃のバリエーションは増すだろう。元ニュージーランド代表CTBピーター・ウマガ・ジェンセン(27)らも加入。重厚な戦力で勝負の1年をにらむ。

 24―25年度シーズンは2部2位で1部との入れ替え戦に進んだものの、1部11位の三重に連敗して1年での1部復帰を逃したライナーズ。同じ轍は踏まない。「ディビジョン1昇格もそうですが、まずはディビジョン2でチャンピオンになる」と指揮官。「あべのハルカス」のてっぺんでは皆で肩を組みながら部歌を歌い、チームビルディングを締めくくった。地上約300メートルから見上げた美しい夕焼けに、新シーズンの2部優勝と1部復帰を誓った。

 ◇太田 春樹(おおた・はるき)1987年(昭和62)2月16日生まれ、大阪府出身の38歳。天理、同大を経て近鉄(現花園)に加入。ポジションはフッカーで、日本代表にも選ばれた経験を持つ。16年に現役引退。同大のコーチを経て20年から近鉄のスクラムコーチやFWコーチなどを歴任。

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