琴桜 1敗死守!初V以来の復調の兆し 先場所は弟弟子の琴勝峰V 師匠も期待「お互いに“次は俺”と」

[ 2025年9月20日 04:00 ]

大相撲秋場所 ( 2025年9月19日    両国国技館 )

<秋場所6日目>平戸海(右)を小手投げで破る琴桜(撮影・郡司 修)
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 注目の1敗対決は大関・琴桜が平幕・平戸海を小手投げで下し、4日目から3連勝とした。土俵際に詰まったものの、左から豪快にかかえ投げた。3場所連続8勝止まりだが、本来の相撲を取り戻しつつあり、優勝争いに割って入りそうな勢いだ。横綱・豊昇龍は無傷の6連勝で単独首位。横綱・大の里は平幕・熱海富士を下して1敗を守った。

 琴桜の存在が大きくなってきた。平戸海の鋭い出足を止め、土俵際まで追い込まれたが、最後は左から豪快な小手投げを決めた。「元々低い相手。動きの中で相手に合わせないようにした」。過去8戦7勝と相性のいい相手を下し、5勝目。八角理事長(元横綱・北勝海)は「前に出る気持ちが大事」と奮起を促した。

 場所前は基礎運動や体幹強化に努めた。四股、重りを持ちながらすり足、力士を背負いながらスクワットなどをこなし、鋭い出足や下半身の安定感が戻ってきた。横綱審議委員会による稽古総見や二所ノ関一門の連合稽古などで稽古を重ね、「やれることをやり切った」と自信を持って今場所に臨んでいた。

 先場所は弟弟子の琴勝峰が東前頭15枚目で初優勝。千秋楽の優勝パレードでは旗手を務めた。埼玉栄高の2学年後輩でもあり、「間近に番付を上げていく人間がいることは大事だと思う」と言う。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)も「(琴勝峰の優勝が)一つのきっかけになればなと。お互いに“次は俺”と思ってくれるのが一番良いことなので」と相乗効果を期待する。

 初の綱獲りに挑んだ初場所で5勝10敗。春場所から3場所連続8勝止まりで、今年はまだ満足のいく結果を残せていない。初日からの連勝発進、4日目からの3連勝は初優勝を飾った昨年の九州場所以来。復調の兆しを見せている。「目の前の一番に集中しているだけ」。不振からの脱却へ、白星を重ねていく。 (中村 和也)

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