大学ゴルフ世界一を決めるW杯を29年にも開催 全日本大学スーパーリーグと全米コーチ協会が共同歩調

[ 2025年9月17日 12:16 ]

<第2回パンパシフィック大学ゴルフスーパーリーグ第2日>ケント州立大のイビット(左)と握手を交わしホールアウトする東北福祉大・田村軍馬(撮影・会津 智海)
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 大学ゴルフのW杯が、早ければ29年に開催される方向で調整が進められることになった。

 日本大学、東北福祉大学、早稲田大学などの強豪校により設立された全日本大学ゴルフスーパーリーグ(UGSL)と、全米ゴルフコーチ協会(GCAA)がこのほど会議を開き、世界中から選抜された大学ゴルフ部のNo.1を決める大会の実施に向け、協力態勢を築くことを確認した。

 会議は大学ゴルフの国際大会「第2回パンパシフィック大学ゴルフスーパーリーグ By NIGITA」(静岡県三島市、グランフィールズカントリークラブ)の開催に合わせて9月上旬に同コースで開かれた。UGSLからは和田光司理事長、阿部靖彦副理事長らが出席。GCAAからはウィル・グリーン会長とダスティン・ロバーツCEOが顔をそろえた。

 米国や日本では、国内のブロックや地域ごとに分かれて大学チームのリーグ戦を実施し、その上でNCAA選手権や全国大学ゴルフ対抗戦などの全国大会を行い、その国・地域の優勝校を決定している。

 しかし、そこからさらにワールドワイドに競い合うような大会は存在しない。

 国際大学スポーツ連盟(FISU)が主催する隔年開催の世界大学ゴルフ選手権はあるが、これは大学チームが単独で参加する形ではなく、その国・地域の連盟から選抜されたメンバーが、ナショナルチームとして出場する形式になっている。

 そのため和田理事長はかねて学生ゴルファーの心技体の向上を図る目的で「大学ゴルフチームの世界一を決めるW杯を開催したい」との構想を抱き、その実現に向け関係者と話し合いを進めていた。

 昨年から第1回がスタートしたUGSL主催のパンパシフィック大学ゴルフスーパーリーグも日本の学生が海外選手と競い合い、国際交流を重ねることで、その成長を促す狙いで立ち上げられたものだ。

 第2回の今年はアイルランドのメースヌース大学が参戦するなど、より世界規模のトーナメントへとステップアップしている。

 グリーン会長は「UGSLとGCAAは大学ゴルフを世界に浸透、普及させようという共通目標を持っている。ジュニアやプロレベルでは大きな世界大会はあるが、大学レベルではそういうものがない。お互いに協力しあって、何とかしたい」と共同歩調を取ることを確認した。

 既にUGSLはその具体化へ動き出している。27年にW杯プレ大会、29年に第1回大会を米国西海岸で実施するプランを打ち出し、関係者との調整に入った。W杯は4年に1度の開催とし、その間の年はパンパシフィック大学ゴルフスーパーリーグを継続開催していく考えだ。

 和田理事長は「大学ゴルフのW杯が実現すれば、学生ゴルファーの大きな目標になります。大学ゴルフの世界への普及にもつながります。欧米の調整はGCAAさんにお願いして、我々はアジアの大学の方々に理解と賛同を求めていきたいと思っています」と話す。

 日米の学生ゴルフ界が手を結び、魅力的な世界大会の実現に向け、大きな一歩を踏み出す。

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