【玉ノ井親方 視点】大の里に“慌てて前に出すぎ”は結果論 あれは勝負どころ 伯桜鵬は初日でスイッチ

[ 2025年9月17日 19:48 ]

大相撲秋場所4日目   ○伯桜鵬(突き落とし)大の里● ( 2025年9月17日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所4日目>伯桜鵬(右)に突き落とされる大の里(撮影・郡司 修) 
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  大の里が土俵際で不覚を取った。左を差しながらぐいぐい押し込んでいったが、まともに正面から出ていってしまった。真っ正直に寄っていくと、突き落としを食いやすくなる。案の定、伯桜鵬に右から突き落とされ土俵に倒れた。

 右で上手を取って寄っていれば、まだ体を残せたかもしれない。だが、相手に左を差されていたためまわしを取ることができなった。

 しっかり自分の形をつくってから寄るべきだったという見方もあるかもしれないが、それは結果論。あの場面は勝負どころ。左を差して、横綱の上手を許さなかった伯桜鵬の動きの良さと土俵際での粘り腰を褒めるべきだろう。

 今場所の伯桜鵬は初日の若隆景戦でスイッチが入った感じだった。大関獲りを狙う幕内優勝経験者を相手に、立ち合いからのぶちかましで一気に土俵の外まで持っていった。
 その後、琴桜、豊昇龍に連敗。ただ琴桜戦も押し込んでいたし、豊昇龍戦は伯桜鵬の立ち合いの当たりを警戒した横綱が、変化気味に動いてくるほどだった。連敗こそしたものの、相撲内容は全く悪くない。

 これで大の里戦は2連勝。この白星は気持ちの面でも追い風になるはずだ。(元大関・栃東)

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