【テニス】小田凱人「だから僕は、虹を見られた」生涯グランドスラム達成の感情を詩で表現

[ 2025年9月9日 21:48 ]

生涯グランドスラムを達成し、4大大会の優勝記念品を前に笑顔の小田凱人。両手で触れているのが全米オープン優勝のカップ
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 車いすテニス男子の小田凱人(19=東海理化)が9日、史上3人目かつ最年少での生涯グランドスラム(4大大会+パラリンピックを全て制覇)を達成した全米オープンを終え、ニューヨークから凱旋帰国。その後に東京都内で会見に臨むと、冒頭で「飛行機で思いついた」という詩を披露した。

 ジャケットの内ポケットから、おもむろに自身がテレビコマーシャルにも出演する「Google Pixel」を取り出した小田。するとスマホに目を落とし、生涯グランドスラムを達成した過程や感情を表した一遍の詩を読み始めた。


 虹は雨の後でしか見られません。雨の中でも見えません。全てが過ぎ去った後に、虹は見られます。

 僕にとって、ニューヨークでの出来事は、そのようなものでした。どんなに結果を信じても、夢を願っても、人を愛しても、それがかなわない時や、愛されない時もあると思います。自分を信じて、自分のとこを愛するまでは。

 僕は自分のことを信じられなくなったことは、一度もありません。僕を自分を愛せなくなったことも、ありません。だから僕は、虹を見られたんだと思っています。


 「虹」が全米制覇や生涯グランドスラム達成とすれば、「雨」は一つの試合や、あるいは競技人生、19年の人生そのものか。グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)との決勝では、タイブレークにもつれ込んだ最終セットで6―9と追い込まれながら、計4度の相手チャンピオンシップポイントをはね返して優勝。渇望し続けた「虹」を見た心境を、小田凱人らしくカッコ良く表現した。

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