バレー女子、逆転負け 新生ニッポン象徴の佐藤も涙「もっと自分が…」悔しさはきょう銅メダル獲って晴らす

[ 2025年9月7日 04:00 ]

バレーボール世界選手権準決勝   日本1-3トルコ ( 2025年9月6日    タイ・バンコク )

<日本・トルコ>サーブを打つ佐藤(C)Volleyball World
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 日本はトルコに1―3で敗れ、1978年以来47年ぶりの決勝進出はならなかった。主将でアウトサイドヒッターの石川真佑(25=ノバラ)、佐藤淑乃(23=NEC川崎)を中心とした攻撃で1セット目を先取も、相手の高さある攻撃に苦しんで惜敗。10年大会以来15年ぶりのメダル獲得を懸け、きょう7日に3位決定戦を戦う。

 佐藤の渾身(こんしん)のスパイクは、無情にもわずかにエンドラインを越えた。1―2で迎えた背水の第4セット。25―26と相手マッチポイントの場面で、ぎりぎりを攻めきった。だが決勝の扉を開けることはできず、敗戦が決まると、23歳の目からは悔し涙があふれた。

 「自分たちの勢いがだんだんと相手に消されてしまって…。もっと自分が決めきれる場面があったと思う」

 序盤はペースを握った。第1セットを25―16で先取。エース石川、この日チーム最多22得点を挙げた和田のスパイクに加え、佐藤のパイプ攻撃が効果的に決まった。だが、2セット目で流れが変わった。エースで1メートル93の長身を誇るバルガスの高さあるスパイクに防戦一方に。20点台に乗せられずに2セット連続で落とし、第4セットはジュースにもつれるも最後は押し切られた。

 身長1メートル78の佐藤は新生ニッポンを象徴する選手だ。パリ五輪でエースで主将だった古賀紗理那が引退。筑波大を経て加入したNEC川崎、そして日本代表でも後継者として期待されている。古賀の現役時代には、スパイクのテンポや考え方を何度も何度も聞きにいった。華のあるルックスの23歳だが、アスリートとしての芯の強さを持つ。この日は9得点。涙は責任感の裏返しだ。

 6~7月にかけて行われたネーションズリーグでは、3位決定戦で敗れてメダル獲得を目前で逃した。「まだメダルを獲れるチャンスがある。気持ちを切り替えて、このメンバーで最高の結果で終われるよう頑張りたい」と佐藤。今度こそ、最後は笑顔で終わる。

 ▽バレーボール世界選手権 1952年に当時ソ連で第1回大会を開催。4年に1度だったが、今回の25年大会から2年に1度の隔年開催に移行した。32チームが4チームずつに分かれて総当たりの予選リーグを行い、上位2チームがノックアウト方式の決勝トーナメントを戦う。女子日本代表は60年の第3回大会から参加し、62、67、74年に3度の優勝を飾っている。

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