【相撲インターハイ】鳥取城北が3年ぶり優勝!地元の大声援を力に今季無敗の4冠 年間完全制覇も視界

[ 2025年8月10日 21:48 ]

団体優勝を果たした鳥取城北(前列左から)川崎永遠、片桐恭晟、井野響稀(後列左から)小林梅太、冨山大翔、井上泰我、サンチルガリデ
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 全国高等学校総合体育大会(インターハイ)相撲競技が10日、鳥取市のヤマタスポーツパーク鳥取県民体育館で開催された。大会最終日のこの日は、階級別の個人戦(80キロ未満、100キロ未満)と、団体予選を勝ち抜いた32校による決勝トーナメントが行われた。

 5人制の団体戦は、鳥取城北が3年ぶり6度目の優勝を果たした。昨年の全国都道府県中学生大会覇者の先鋒・片桐恭晟(1年)、前日の個人戦8強の二陣・川崎永遠(2年)、個人戦3位でモンゴル出身の中堅・サンチルガリデ(2年)、5月の全国高校金沢大会覇者の副将・井上泰我(3年)、1年時からレギュラーとして活躍する大将・小林梅太(3年)という鉄壁の布陣。今年は3人制の団体戦3大会(全国高校選抜弘前大会、全国高校選抜大会、全国高校金沢大会)全てで優勝しており、5人制でも強さを見せた。

 決勝は金沢市立工と対戦。先鋒・片桐が野口明輝(3年)に敗れるも、二陣・川崎が自身よりも50キロ重い158キロの大谷夏希(3年)をタイミング良くいなしてはたき込みで破って1点返した。中堅・サンチルガリデは身長1メートル94、体重155キロの巨体を生かし、1メートル68、95キロの中野匠毅(1年)を肩越しの両上手から軽々と吊り上げて土俵外へ運ぶ“規格外”の相撲で勝利。副将・井上は左四つ右上手で一気に前に出て本間侑亮(3年)を圧倒して優勝を決めた。大将・小林は立ち合い左へ動きながらの上手投げで井口一太(3年)を退けて白星で締めくくった。

 決勝トーナメントの5試合は2―2の大将戦にもつれ込む場面が一度もなく、全試合副将戦で決着。大相撲の幕下・肥後ノ海(25=木瀬部屋)と序二段・肥後ノ丸(20=木瀬部屋)の2人を兄に持つ副将の井上泰我は「自分に回ってきたら自分で決めるつもりだった。チームのために頑張った」と胸を張った。総監督の石浦外喜義校長は「1回も2―2がなかったのは城北の強さが出た。選手たちが一生懸命やってくれた」と総合力を評価した。

 この日は2階席に、鳥取城北高のチアリーダーや甲子園(全国高校野球選手権)に出場したばかりの野球部員たちの姿も。地元ならではの大声援が選手たちを後押しした。同会場で優勝した2016年から9大会連続で決勝に進出という安定感を誇る常勝軍団。木崎信志(現幕内・美ノ海)やイチンノロブ(のちの関脇・逸ノ城)らを擁した2011年以来の年間全大会制覇も見えてきた。

 ▽団体戦 決勝トーナメント2回戦
熊本農 5―0 愛工大名電(愛知)
金沢市立工(石川) 4―1 飛龍(静岡)
埼玉栄 4―1 岡山理大附属
旭丘(神奈川) 3―2 宇治山田商(三重)
金足農(秋田) 3―2 日田林工(大分)
高岡向陵(富山) 4―1 平舘(岩手)
鳥取城北 4―1 鹿児島実
箕島(和歌山) 5―0 東洋大牛久(茨城)

 ▽準々決勝
金沢市立工 3―2 熊本農
埼玉栄 3―2 旭丘
高岡向陵 3―2 金足農
鳥取城北 4―1 箕島

 ▽準決勝
金沢市立工 4―1 埼玉栄
○野口明輝 下手投げ 田宮愛喜 
○大谷夏希 寄り倒し 末川敦喜 
 中野匠毅 浴びせ倒し 垣添玄空○
○本間侑亮 上手投げ 竹澤光 
○井口一太 寄り倒し 永松慧悟 

鳥取城北 4―1 高岡向陵
 片桐恭晟 寄り切り 水島礼煌○
○川崎永遠 押し出し 三澤賢人 
○サンチルガリデ 上手投げ 平河シャアン 
○井上泰我 寄り切り 島尻大詩 
 小林梅太 小手投げ 井畠悠希○

 ▽決勝
鳥取城北 4―1 金沢市立工
 片桐恭晟 押し倒し 野口明輝○
○川崎永遠 はたき込み 大谷夏希 
○サンチルガリデ 寄り倒し 中野匠毅 
○井上泰我 寄り切り 本間侑亮 
○小林梅太 上手投げ 井口一太 

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