【玉ノ井親方 視点】御嶽海は徐々に前に出る圧力が戻っている まずは勝ち越しを目標に集中することだ

[ 2025年7月18日 18:42 ]

大相撲名古屋場所6日目   ○御嶽海(寄り切り)正代● ( 2025年7月18日    IGアリーナ )

<名古屋場所・6日目> 正代(右)を下す御嶽海(撮影・亀井 直樹)
Photo By スポニチ

 大関経験者同士の一番は御嶽海の完勝だった。左を差して、右からおっつけながら相手の上体を押し上げ、一気に前に出た。これで初日から無傷の6連勝。取組を重ねるごとに、調子が右肩上がりに良くなっている。

 昨年の九州場所で左肩と腰を痛め、その後は思うような相撲が取れず苦しい場所が続いた。先場所は10年ぶりの十両に陥落。幕内優勝3回の実績を誇る看板力士だっただけに、気持ちが切れてもおかしくなかったが、雪辱を期して1場所で幕内にはい上がってきた。

 もともと前に出る圧力は幕内でもトップクラス。右差しのうまさに加え、左をねじ込んでもろ差しになったときの強さには定評がある。

 今場所は体調が良くなり、持ち前の圧力が徐々に戻ってきたことが好調の要因。夏場所はまだ良い時と悪い時の差がはっきりとしていたが、幕内の下位が相手とは言え、自分の相撲を取り切れている。

 故郷の長野県上松町は、名古屋からそれほど遠くなく“準地元”のような感じで声援も多い。良い励みになっているはずだ。

 幕内でただ一人の6連勝で周囲は盛り上がり始めているかもしれないが、まだ6日目が終わったばかり。本人も先のことは意識していないだろう。まずは勝ち越しを目標に集中していくことが大事だ。(元大関・栃東)

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2025年7月18日のニュース