【砂村光信の目】後半の失点は大きく悲観する必要なし ウェールズ戦に誰が選ばれるか注目したい

[ 2025年6月28日 22:08 ]

ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2025   ジャパンXV20―53マオリ・オールブラックス ( 2025年6月28日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<JAPAN XV vsマオリ・オールブラックス>前半、スクラムで反則を誘い笑顔の江良(中央)(撮影・吉田 剛)
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 ジャパンXVは、後半にファーストタックルを外されるようになり、失点を重ねた。ディフェンスの局面で内側のFWと外側のバックスの意思疎通ができなくなり、組織ディフェンスが乱れたのが原因だろう。

 最近の日本代表は、試合中に集中力が切れることがなく、追いかける姿勢を失わない。ただ、今回のチームは、代表キャップがないメンバーが多かった。セレクションが目的ということもあり、得点差が広がってチームとしてのディフェンスの集中力の維持が難しかったのかもしれない。個人のパフォーマンスを優先せざるを得ない面もあって、経験のなさが出た印象で、その意味では悲観する必要はないだろう。

 逆に、個人で目立った選手もいた。フッカーの江良、佐藤の2人はセットピースを安定させた。スクラム、ラインアウトで優位に立てたのは、2人が中心となって仕事をした成果だろう。

 SHの2人も、それぞれいいパフォーマンスを見せた。福田はFWから出た悪いボールをうまく立て直す「さばき」がよかった。リーグワンで新人賞を受賞した北村は、劣勢だった後半にテンポを上げて攻撃のリズムを取り戻した。

 2トライしたWTBの植田も、7人制の五輪代表になっただけあって足が速く、前半9分の1トライ目で見せた内へのステップもよかった。国際試合でのトライで自信もつけただろう。

 このチームの中から、ウェールズ戦に誰が選ばれるか、注目したい。(元U―23日本代表監督)

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