元横綱・照ノ富士の伊勢ケ浜部屋が稽古公開 「何回言わせんの!」熱血指導 伝家の宝刀伝授する一幕も

[ 2025年6月19日 04:00 ]

熱海富士(左)を指導する伊勢ケ浜親方(撮影・中村 和也)
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 元横綱・照ノ富士(33)が9日付で継承した伊勢ケ浜部屋が18日、堺市内で稽古を初めて公開した。伊勢ケ浜親方は名古屋場所(7月13日初日、IGアリーナ)での新入幕を確実にしている草野(23=伊勢ケ浜部屋)に現役時代の宝刀「右差し」を伝授するなど熱血ぶりを見せた。全45部屋で最多の関取7人を抱える新生伊勢ケ浜部屋が“始動”した。

 伊勢ケ浜親方は熱かった。期待の草野に向けて「肩をしっかり回して徹底的に右を差していけ」と熱血指導。10回の優勝、序二段からの復活を支えた伝家の宝刀を伝授した。初めて今合宿に参加した草野は「きついです。緊張感がある。(師匠は)厳しいです」と汗を流しながらも右を差してから力強い寄りで兄弟子らを破るなどさっそく効果も見せた。

 一気に口調が激しくなったのは熱海富士への指導だった。まわしの取り方、右腕の使い方などを細かく丁寧に助言するも、成功と失敗の繰り返し。「何回言わせんの!」、「やろうとしなかったら変わらないから」など語気を強めながら23年の秋場所と九州場所で優勝争いを演じた実力者に奮起を促した。

 伝統の四股やすり足などの基礎運動から相撲を取る稽古まで約4時間指導。「人は全部違うから。悪いところを見て教えている。変わっていくかどうかは本人次第」と話した。番付にかかわらず積極的に個別指導する姿は横綱時代と変わらない。尊富士、伯桜鵬ら7人の関取が所属する。「これだけの部屋を継いだ。これ以上に発展させていかないといけない」と意気込む。伊勢ケ浜部屋の新章が始まった。 (中村 和也)

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