菅楓華、単独首位 史上初の10代による4日間大会完全Vに王手 さすがの19歳、いざ宮里藍超え

[ 2025年3月9日 04:20 ]

女子ゴルフツアー ダイキン・オーキッド・レディース第3日 ( 2025年3月8日    沖縄県 琉球GC=6610ヤード、パー72 )

9番ホールを終えた菅はギャラリーの歓声に笑顔で応える(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 プロ2年目の菅楓華(19=ニトリ)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算5アンダーで初日からの首位をキープした。4番から3連続バーディーを奪うなど、精度の高いショットを武器に着実にスコアを伸ばした。10代で4日間大会の完全優勝となれば史上初の快挙、宮里藍が05年に記録した最年少記録(20歳105日)も更新する。ツアー7勝の岩井千怜(22=Honda)が通算4アンダーの1打差で2位につけている。

 1打リードの17番で見せた執念が菅の真骨頂だ。3・5メートルのバーディーパットは5メートルもオーバー。だが返しのパーパットを沈めて単独首位を守った。「打った瞬間は入らないかなと思った。最後の転がりで入ってくれたので本当に助けられました」。驚異の粘りと集中力で3日間首位をキープ。史上初となる10代での4日間大会完全Vへ王手をかけた。

 1メートル68センチの長身を生かした大きなスイングから繰り出す正確なショットが武器。4番から4メートル、2メートルとピンに絡め、6番では残り138ヤードの2打目を8Iでピン1メートルに寄せ、3連続バーディーを完成させた。「ここまでいい状態で来ている」と満足そう。高麗グリーンも攻略し、スコアを伸ばした。

 23年にプロテストに一発合格。同年の最終予選会でも24年前半戦の出場権が手に入る5位で終えた。だがまさかの過少申告で失格。天国から地獄に突き落とされる経験を味わった。限られた出場機会となった昨年の住友生命レディース東海クラシックではV争いに絡むも今度は山下美夢有、岩井明愛と同組で回った最終日に75と崩れ初優勝を逃した。

 悔しい経験から得た教訓は人のプレーを見ず一打に集中すること。今週、優勝を争うのは岩井ツインズの妹・千怜。雪辱へ「自分のプレーに集中したい」と言った。馬場咲希らと同じ05年度生まれに優勝経験者はいない。「誕生日(5月17日)までに1勝できるように。チャンスだと思うので自信を持ってプレーしたい」。世代一番乗り、そして史上初の快挙へ。菅が勝負の残り18ホールに挑む。

 【データ】
 ○…10代でのツアー優勝は過去21人。最年少は15歳176日で24年ワールド・サロンパス杯をアマチュアで制した李暁松(リ・ヒョソン、韓国)。10代優勝を飾ったアマチュアは他に勝みなみ、畑岡奈紗、宮里藍らがいる。また笹生優花、横峯さくら、山下美夢有、稲見萌寧らも10代優勝者に名を連ねる。

 ○…4日間大会での完全優勝の最年少記録は、05年日本女子オープンの宮里藍の20歳105日。最終日に19歳296日となる菅が逃げ切れば記録を更新。10代では初の快挙達成となる。


 【菅 楓華】≪カラオケ、ダンス好き≫

 ◇生まれ&サイズ 2005年(平17)5月17日生まれ、宮崎市出身の19歳。宮崎・日章学園中―日章学園高卒。1メートル68、64キロ。血液型O。

 ◇ゴルフを始めたきっかけ 6歳の時「近所の公園に遊びに来ていた年上のお姉さんに誘われて」。

 ◇アマ時代の成績 19年九州中学校選手権春季大会優勝。23年九州女子選手権優勝。23年下部ツアー、フンドーキン・レディース3位。

 ◇プロテスト 23年11月の最終プロテストに5位で一発合格。同期に清本美波、馬場咲希、政田夢乃らがいる。

 ◇ツアー実績 本格参戦初年度の24年は22試合でトップ10入り4回。メルセデスランク63位でシードは逃した。

 ◇契約 クラブ&ボールはダンロップ。ウエアはアンパスィ。シューズはナイキ。

 ◇得意クラブ 9I。

 ◇趣味 カラオケ、ダンス。

 ◇好きな色 ブルー。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2025年3月9日のニュース