【フラッグフット】28年ロス五輪追加種目 渡辺ジャマールが代表入りに意欲「国のために戦いたい」

[ 2025年2月23日 17:41 ]

<東京ヴェルディ・ノジマ相模原ライズ>オフェンスでスペースへ走り込む東京ヴェルディの渡辺ジャマール
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 28年ロサンゼルス五輪の追加種目に決まっているフラッグフットボールの日本選手権Xリーグ東日本大会が23日、川崎市の富士通フロンティアーズフィールドで開催され、7チームが参加した。

 大会はフラッグフットと親和性のあるアメリカンフットボールのトップ選手を発掘することを目的に、初めて行われたもの。身体能力や技術に長けるXリーガーが、アメフトよりも小さなフィールドやタックルなしのルールに悪戦苦闘しながらも、代表入りをアピールした。

 中でも抜群の存在感を発揮したのが、準優勝した東京ヴェルディの渡辺ジャマール(25)だ。富士通との決勝を含む3試合を通じて、スピード、加速力、跳躍力、ボールを扱う技術を発揮。相手からは徹底マークに遭い、決勝ではボールを持つ場面が少なかったものの、男子日本代表の岩井歩監督が視察する中でアピールした。

 Xリーグではオービックのワイドレシーバー(WR)としてプレーし、フラッグフットでは昨年立ち上がった東京ヴェルディに所属。他チームと異なりメンバーが集合しての練習は週1回程度と少なく、「タイミングが難しい。ボールをもらう時、もらい方、もっと練習をしないと」と反省したが、「オフェンスメインのスポーツで、僕には合っている」と話した。

 ガーナ出身の父、日本人の母の下で千葉県浦安市で生まれ育ち、6歳の時に米国へ移住。その後はアメフト、バスケット、陸上と3つの競技を掛け持ちし、陸上では100メートルの自己記録が10秒98、400メートルではNCAA(全米大学体育協会)主催大会にも出場したことのある実力の持ち主だ。身長1メートル85で、体重は現在は98キロ。ただしコンタクトのないフラッグフットはアメフトよりもフィットネスや瞬発力をより求められるため、「どのくらいの体重がベストか、今も探っている」という。

 五輪への憧れは強く、「出てみたい。日本人のクイックネスがある。NFL(の選手)が入っても、米国に勝てると思う」と意欲を示す。国を背負って戦う姿は、高校まで続けていたバスケットで米国のコービー・ブライアントが08年北京、12年ロンドン五輪の金メダルに貢献した姿に刺激を受けたといい、「生活のためにはXリーグだけど、国のために戦いたい(思いも強い)」と話した。

 今年1月から定期的に開催されている代表選考会にも参加しており、今後は9月に開催されるアジア・オセアニア大陸選手権での代表入りを目指す渡辺。同大会は来年の世界選手権の出場権も懸かっており、五輪に向けて個人としても負けられない戦いになりそうだ。

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