女子マラソン 欠場の前田と補欠の入れ替えなし 解除が号砲9日前のワケ 怪我リスクの高低を考慮

[ 2024年8月11日 18:57 ]

パリ五輪最終日 女子マラソン ( 2024年8月11日    パリ市庁舎─アンバリッド(廃兵院)の42・195キロ )

前田穂南
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 女子マラソンが行われ、鈴木優花(第一生命グループ)は6位、一山麻緒(資生堂)は51位だった。日本記録保持者の前田穂南(天満屋)は右大腿骨疲労骨折のため欠場した。

 赤崎暁(九電工)が日本勢トップの6位入賞を果たした前日(10日)の男子も含めてマラソンが終了したことで、日本陸連の高岡寿成シニアディレクター中長距離・マラソン担当が取材に応じた。

 前田はレース前日の欠場発表となり、2日に既に補欠を解除(男子は1日)していたこともあり、細田あい(エディオン)との入れ替えは不可能だった。補欠解除の期限は日本陸連が独自に設定したもので、高岡SDは「選手、補欠の立場も考慮してあのタイミングになった。調整期間に入ってからの怪我のリスクは、練習期間よりも低くなることを考慮した。調整期間に入る前のタイミングで解除してあげることが補欠選手の精神的ストレスの解消にもなると思って設定した」と説明した。

 ただ、男子で金メダルを獲得したのが補欠から出場したタミラト・トラ(エチオピア)だった。今後の大会での補欠のあり方について、同SDは「(今大会の)振り返りはしないといけないし、別のやり方で考えていかないといけないのか、話を進めていかないといけない」と話した。

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