山下美夢有は初日71 1アンダー7位の好発進「緊張感はいつもの試合と変わらなかった」

[ 2024年8月8日 01:15 ]

パリ五輪第13日 女子ゴルフ ( 2024年8月7日    ゴルフナショナル=6374ヤード、パー72 )

五輪初出場の山下(AP)
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 女子競技がパリ南西のゴルフ・ナショナルで開幕し、日本ツアー2季連続年間女王の山下美夢有(23=加賀電子)が2バーディー、1ボギーの71をマークし、1アンダーの好位置につけた。65をマークした地元・フランスのセリーヌ・ブティエ(30)が7アンダーで単独首位。60選手が4日間、予選落ちなしのストロークプレーで争う。

 五輪初出場の山下がメダル獲得に向け、1アンダーの上々発進を決めた。銅メダルを獲得した松山英樹の思いを引き継ぐように、男子競技の最終日と同じ赤と白のユニホームを着用。持ち前の精度の高いショットを武器に、難コースで1アンダーにまとめた。「後半はいい流れで行こうと思っていたけど、なかなかパットが決まらなかった。緊張感はいつもの試合と変わらなかった。明日はしっかり伸ばせるように頑張りたい」と語った。

 パー5の3番でグリーン奥からのアプローチを1・5メートルに寄せてバーディーを先行させる。4番で3・5メートルのパーパットを決めきれずにボギーとしたが、続く5番パー4で今度は下りの3メートルを沈めてバウンスバックした。後半はグリーン上でチャンスを決めきれなかったが、アンダーパーでホールアウト。フェアウエーキープ率78・57%、パーオン率77・78%と安定したショットが光った。

 男子の最終ラウンドが行われた4日はコースにいた。銅メダルを獲得した松山から直接、「女子は金メダルを獲れるように頑張ってほしい」とエールを受けた。「凄くうれしかった。ベストを尽くして頑張る」と誓った23歳。その言葉通りに、日本の絶対年間女王が好位置につけた。
 

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