【自転車】BMXレース　女子の畠山が準決勝進出　転倒乗り越えた

パリ五輪第7日　自転車 （ 2024年8月1日    サンカンタンアンイブリーヌ・BMX競技場 ）

女子BMXレース敗者復活戦、力走する畠山紗英（左）
Photo By ゲッティ　イメージズ

　1日のBMXレースで女子の畠山紗英が16人による2日の準決勝に進出した。1回戦で全体20位となって敗者復活戦に回り、4人の進出枠を争うレースで2位に入った。

　母が日本人でオーストラリア代表の榊原爽は全体1位で突破。男子に日本勢は出場していない。

　畠山が悪夢を乗り越えた。3レースの総合成績で争う1回戦で、1回目のスタート直後に転倒して途中棄権。いきなりピンチに陥ったが、2、3回目と順位を上げて進出ラインぎりぎりで敗者復活戦に進んだ。

　チャンスを準決勝進出につなげ「安心し、ホッとした」と笑顔で息を弾ませた。初出場の東京五輪も1回戦で転倒し、鎖骨を折って競技を続行できなかった。「魔物というか、何でまた自分なのか」と記憶がよみがえったが、3年間の成長を示した。